こんにちは。岡田えりこです。
いつもお読みいただきありがとうございます。
*
自分に関することで、
「自由になりたい。」
「したいことが、わからない。」
などのご相談をいただくことがあります。
どちらも、辛い状況で、
どちらも、制限があって、
何かにとらわれているということなのですが、
みなさんは、いかがでしょうか?
自由ですか?
のびのび、いきいきしていますか?
面接などで「やりたいことは何ですか?」と聞かれて、
答えに困ったことはないでしょうか。
まぁ、面接ならば、答えを用意していくでしょうけど。
「やりたいこと?」
「なりたいもの?」
すぐに一つや二つは思い浮かびますか?
それとも、真っ白になって何も思い浮かばないでしょうか。
*
私は、「なりたいもの?」いくら考えても、何も思い浮かばない人でした。
そして、十数年後、カウンセリングで「どうなりたいですか?」と聞かれたときに、
心から「自由になりたいんです。」と答えたのです。
*
『やりたいこと』や『なりたいもの』がすぐに思い浮かばない人は、
『するべきこと』がたくさんある人でもあります。
とにかく、自分の中にルールがたくさんあるのです。
するべきことがたくさんある = しちゃいけないことがたくさんある
と、考えるとわかりやすいでしょうか。
さてさて、どうしてしちゃいけないことがいっぱい増えてしまうのでしょうか?
話はわたしたちが幼い頃のしつけが始まった時代に遡ります。
お母さんやお父さん、おばあちゃんたちにこんなんことは言われなかったでしょうか。
「Aちゃん、そんなことしちゃダメよ。」
「何度言ったらわかるの!」
電車の中で、
「騒がないで!静かにしてなさい!」
「ちゃんと前向いて座ってなさい!」
だって、窓の外が見たいんだもの。
そうです。
私たちは子供時代に、自分の興味があるもの、面白そうなものを見つけると、夢中になっていました。
「アレは何?」って気になるものの方に、引き寄せられたり、
靴のまま、電車の座席に上がってしまったり、
子供ですから、周りなんかおかまいなし。
覚えていなくても、実行したことがなくても、心はワクワクするものを勝手に見つけていたはずなんです。
なんでワクワクが、そんなにすぐに見つかるかって?
私たちは子供の頃には、退屈がすっごく嫌いだったんです。
だから、叱られちゃってもワクワクの方に、引き寄せらてしまっていなんですね。
でも、叱られるのって嫌だし、悲しいことです。
「お母さん(お父さん)に嫌われちゃったら、どうしよう?」って考えるようになります。
だって、子供時代に私たちは一人では生きていけないから。
生き残るためには、いうことを聞くいい子になる必要がある、と考える方になるのです。
『いい子』になるために、『ワクワク』をぐっと我慢するようになっていくのです。
こうして『しちゃいけないこと』が作られていくのです。
『いい子』になるためには、「xxしたい。」と思っても、「xxだから、無理。」と口に出さずに否定する。実行せずに、サッと心の中で取り下げる。
そうすることで、叱られずに済みます。
さらに、お手伝いをすることで『褒められる』という体験をするようになります。
お母さんやお父さんはニコニコと笑って「ありがとう。」と言ってくれたりします。
「いいことした。」と感じたり、嬉しくなって気分が良くなります。
どんどんお手伝いをするようになるかもしれません。
そして、何をすれば喜んでもらえるかを一番に考えるようになっていきます。
自分が『したいこと』よりも、親が『してほしいこと』を優先するようになるのです。
それが『するべきこと』になっていくのです。
親がしつけをするのは、幼稚園や小学校で、集団生活にスムーズにできるようにと、社会のルールを教える試みです。
それは、親から離れていく(幼稚園や保育園には親は一緒に行きませんから)プロセスでもあるのです。
「xxしたい。」と思っても、「xxだから、無理。」と心の中で否定する。これを繰り返していくと、「xxしたい。」とワクワクするものを見つけても、結局は諦めなければなりませんから、辛い気持ちになるばかりですよね。
すると、だんだん「xxしたい。」ってワクワクすることをやめていくんです。だって、辛い気持ちになるから。
「どうせ、できないから。」
「どうせ、無理だから。」
そして、どんどん毎日が『するべきこと』で埋め尽くされるようになっていくのです。
さて、「自由になりたい」「したいことがわからない」という罠に陥っている人に必要なのは、ワクワクを取り戻すこと、なのです。
子供時代に置いてきた、無邪気な自分をもう一度呼び戻すこと、と言ってもいいかもしれません。
私はある時期まで、大人になるには、上手に諦めることを覚えること、するべきことをそつなくこなすことができなければいけないんだ、と思っていました。
でも、私にとってそれは、とても退屈で、とてもつまらない時間を過ごすようにと、強制されているようなものでした。
どうしてこのような物事の考え方をするようになったのかを、紐解いていくと、ルーツはやはり家族でした。家族はわたしたちが人生で一番初めに出会う集団で社会で、子供時代の世界のすべてだったものですから。
でも、親たちは決して、わたしたちに『したいこと』をせずに、『するべきこと』をする人になってほしいと思ってしつけをしたのではないのです。
幸せに生きてほしいと、自由に生きられるようにと、しつけをするのです。
今、これを読んでいるみなさんは大人なはずです。
分別だってあるでしょう。
ワクワクする方に引き寄せられたって、やっていいことと悪いことの区別はつくはずです。
ちょっと迷惑かけちゃったら「ごめんなさい。」もちゃんと言えるはずですよね。
だったら、昔々のようにワクワクするものを見つけちゃってもいいんじゃないでしょうか。
自分のために時間を使ってもいいんじゃないでしょうか。
ただし、『したい』を『やってみよう』『しよう』に変えて、自分で決めたことには責任を負わねばなりません。
だって、『やるべきこと』をやっている間は、誰かが決めたこと、親が言ったこと、をしているわけですから、自分で責任は取らなくてもいいですもんね。
大人になるとは、リスクを引き受けられることでもあるのです。
私たちは『不自由さ』をよく感じるものですが、『自由』を感じる時って、どういう時でしょうか?
何も『するべきこと』がないとき、とも言えるのですが、「自分で選択しているとき」でもあると、私は思っています。
してもいいし、しなくてもいい。
したければすればいいし、したくなければしなくてもいい。
どちらでも、好きなようにすればいい。
という状況の時に、自分の意思で選択して、実行できることで『自由』って感じられるのもではないかと思っています。少なくとも、不自由さはグッと減ります。
例)
会社に行きたくないけど、行かなきゃいけない。
言い換えれば、行ってもいいし、行かなくてもいい。有給で休んだっていい。
でも、有給は取っておきたいしな。
行きたくない気持ちもあるけど、でも、お給料ほしいしな、買いたいものだってあるし、一人で家にいてもつまんないし。
今日は行くことにしよう。
さて、起きるか。
自分で決めるってこんな感じですかね。
スパッと決められることばっかりじゃないかもしれないけど。
『したくない』「会社行きたくない」っていう気持ちを無視しないことが大事だと思います。
どっちもあっていいんです。
したければすればいいし、したくなければしなくてもいい、が自由さ。
したくなくても、しなければならない、が不自由さ。
なのではないかな、と思います。
*
みなさんが、したいことを見つけるヒントになりますように。
みなさんが、自由を感じられるヒントになりますように。
+++
今日もお読みいただきありがとうございました。
あなたの心が優しさと安らぎに包まれますように。
+++
のびのびと生きよう!〜人生を変える勇気を育てよう!
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いつもお読みいただきありがとうございます。
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自分に関することで、
「自由になりたい。」
「したいことが、わからない。」
などのご相談をいただくことがあります。
どちらも、辛い状況で、
どちらも、制限があって、
何かにとらわれているということなのですが、
みなさんは、いかがでしょうか?
自由ですか?
のびのび、いきいきしていますか?
『すべきこと』と『したいこと』
面接などで「やりたいことは何ですか?」と聞かれて、
答えに困ったことはないでしょうか。
まぁ、面接ならば、答えを用意していくでしょうけど。
「やりたいこと?」
「なりたいもの?」
すぐに一つや二つは思い浮かびますか?
それとも、真っ白になって何も思い浮かばないでしょうか。
*
私は、「なりたいもの?」いくら考えても、何も思い浮かばない人でした。
そして、十数年後、カウンセリングで「どうなりたいですか?」と聞かれたときに、
心から「自由になりたいんです。」と答えたのです。
*
『やりたいこと』や『なりたいもの』がすぐに思い浮かばない人は、
『するべきこと』がたくさんある人でもあります。
とにかく、自分の中にルールがたくさんあるのです。
するべきことがたくさんある = しちゃいけないことがたくさんある
と、考えるとわかりやすいでしょうか。
さてさて、どうしてしちゃいけないことがいっぱい増えてしまうのでしょうか?
しちゃいけないことが作られる仕組み
話はわたしたちが幼い頃のしつけが始まった時代に遡ります。
お母さんやお父さん、おばあちゃんたちにこんなんことは言われなかったでしょうか。
「Aちゃん、そんなことしちゃダメよ。」
「何度言ったらわかるの!」
電車の中で、
「騒がないで!静かにしてなさい!」
「ちゃんと前向いて座ってなさい!」
だって、窓の外が見たいんだもの。
そうです。
私たちは子供時代に、自分の興味があるもの、面白そうなものを見つけると、夢中になっていました。
「アレは何?」って気になるものの方に、引き寄せられたり、
靴のまま、電車の座席に上がってしまったり、
子供ですから、周りなんかおかまいなし。
覚えていなくても、実行したことがなくても、心はワクワクするものを勝手に見つけていたはずなんです。
なんでワクワクが、そんなにすぐに見つかるかって?
私たちは子供の頃には、退屈がすっごく嫌いだったんです。
だから、叱られちゃってもワクワクの方に、引き寄せらてしまっていなんですね。
でも、叱られるのって嫌だし、悲しいことです。
「お母さん(お父さん)に嫌われちゃったら、どうしよう?」って考えるようになります。
だって、子供時代に私たちは一人では生きていけないから。
生き残るためには、いうことを聞くいい子になる必要がある、と考える方になるのです。
『いい子』になるために、『ワクワク』をぐっと我慢するようになっていくのです。
こうして『しちゃいけないこと』が作られていくのです。
『したいこと』がわからなくなる仕組み
『いい子』になるためには、「xxしたい。」と思っても、「xxだから、無理。」と口に出さずに否定する。実行せずに、サッと心の中で取り下げる。
そうすることで、叱られずに済みます。
さらに、お手伝いをすることで『褒められる』という体験をするようになります。
お母さんやお父さんはニコニコと笑って「ありがとう。」と言ってくれたりします。
「いいことした。」と感じたり、嬉しくなって気分が良くなります。
どんどんお手伝いをするようになるかもしれません。
そして、何をすれば喜んでもらえるかを一番に考えるようになっていきます。
自分が『したいこと』よりも、親が『してほしいこと』を優先するようになるのです。
それが『するべきこと』になっていくのです。
親がしつけをするのは、幼稚園や小学校で、集団生活にスムーズにできるようにと、社会のルールを教える試みです。
それは、親から離れていく(幼稚園や保育園には親は一緒に行きませんから)プロセスでもあるのです。
「xxしたい。」と思っても、「xxだから、無理。」と心の中で否定する。これを繰り返していくと、「xxしたい。」とワクワクするものを見つけても、結局は諦めなければなりませんから、辛い気持ちになるばかりですよね。
すると、だんだん「xxしたい。」ってワクワクすることをやめていくんです。だって、辛い気持ちになるから。
「どうせ、できないから。」
「どうせ、無理だから。」
そして、どんどん毎日が『するべきこと』で埋め尽くされるようになっていくのです。
ワクワクを取り戻すには
さて、「自由になりたい」「したいことがわからない」という罠に陥っている人に必要なのは、ワクワクを取り戻すこと、なのです。
子供時代に置いてきた、無邪気な自分をもう一度呼び戻すこと、と言ってもいいかもしれません。
私はある時期まで、大人になるには、上手に諦めることを覚えること、するべきことをそつなくこなすことができなければいけないんだ、と思っていました。
でも、私にとってそれは、とても退屈で、とてもつまらない時間を過ごすようにと、強制されているようなものでした。
どうしてこのような物事の考え方をするようになったのかを、紐解いていくと、ルーツはやはり家族でした。家族はわたしたちが人生で一番初めに出会う集団で社会で、子供時代の世界のすべてだったものですから。
でも、親たちは決して、わたしたちに『したいこと』をせずに、『するべきこと』をする人になってほしいと思ってしつけをしたのではないのです。
幸せに生きてほしいと、自由に生きられるようにと、しつけをするのです。
今、これを読んでいるみなさんは大人なはずです。
分別だってあるでしょう。
ワクワクする方に引き寄せられたって、やっていいことと悪いことの区別はつくはずです。
ちょっと迷惑かけちゃったら「ごめんなさい。」もちゃんと言えるはずですよね。
だったら、昔々のようにワクワクするものを見つけちゃってもいいんじゃないでしょうか。
自分のために時間を使ってもいいんじゃないでしょうか。
ただし、『したい』を『やってみよう』『しよう』に変えて、自分で決めたことには責任を負わねばなりません。
だって、『やるべきこと』をやっている間は、誰かが決めたこと、親が言ったこと、をしているわけですから、自分で責任は取らなくてもいいですもんね。
大人になるとは、リスクを引き受けられることでもあるのです。
自由を感じるのは、どういうとき?
私たちは『不自由さ』をよく感じるものですが、『自由』を感じる時って、どういう時でしょうか?
何も『するべきこと』がないとき、とも言えるのですが、「自分で選択しているとき」でもあると、私は思っています。
してもいいし、しなくてもいい。
したければすればいいし、したくなければしなくてもいい。
どちらでも、好きなようにすればいい。
という状況の時に、自分の意思で選択して、実行できることで『自由』って感じられるのもではないかと思っています。少なくとも、不自由さはグッと減ります。
例)
会社に行きたくないけど、行かなきゃいけない。
言い換えれば、行ってもいいし、行かなくてもいい。有給で休んだっていい。
でも、有給は取っておきたいしな。
行きたくない気持ちもあるけど、でも、お給料ほしいしな、買いたいものだってあるし、一人で家にいてもつまんないし。
今日は行くことにしよう。
さて、起きるか。
自分で決めるってこんな感じですかね。
スパッと決められることばっかりじゃないかもしれないけど。
『したくない』「会社行きたくない」っていう気持ちを無視しないことが大事だと思います。
どっちもあっていいんです。
したければすればいいし、したくなければしなくてもいい、が自由さ。
したくなくても、しなければならない、が不自由さ。
なのではないかな、と思います。
*
みなさんが、したいことを見つけるヒントになりますように。
みなさんが、自由を感じられるヒントになりますように。
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今日もお読みいただきありがとうございました。
あなたの心が優しさと安らぎに包まれますように。
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