◎考えすぎると、どうコミュニケーションすればいいのかわからなくなる


コミュニケーションはが苦手だ。
言いたいことが言えなくて苦しい。
とおっしゃる方の多くが、
『自分の感じたことや、意見』よりも
『相手が言って欲しいこと、望まれている意見』を
言おうとしているように思うことがしばしばあります。

相手が望んでいるだろうと思うことを言う、行動する、
というやり方には、限界があるんじゃないかと思います。
なぜなら、出来事に対する感じ方は、十人十色です。
だったら、望んでいることも、十人十色。
全てを推測して行動するのは、ちょっと難しいと思いませんか?
出来事に対する感じ方は、十人十色です。
みんな違う。みんな同じじゃないのです。
そりゃそうですよね。育った環境も、何もかもが違うんですから。
同じ家で育った兄弟でも全く違う感じ方、考え方をするんですから。
違った環境で育てば、同じじゃない。違ってくる。

でも、どうやら、私たちは自動的に自分と同じように考えるんじゃないか、って思ってしまっているみたいです。
そして、相手の気持ちや思考を推測しようとしているようです。自動的に。

が、しかし、
出来事に対する感じ方は、十人十色です。
ですから、人の気持ちを推測するのは、はっきり言って無理なことなのです。


◎犯人は『私は人から好かれない』という信念


「だって、相手が言って欲しいことを言わないと、嫌われるじゃないですか!(だから一生懸命に相手の顔色をうかがってきたんですよ。)」
って思う方もいるかもしれません。

これって、こういうことではないですか?
「私が思っていることをそのまま言うと、嫌われるに決まっている。(そして、誰も私の周りからいなくなる。)」

だから、相手が言って欲しいことを言うことにしている。

この時、『あなた』はどこにいるのでしょうか?
自分の思ったこと、考えたこと、感じたことは、どこにいっちゃったのでしょうか。
置き去りになっていないでしょうか。
このやり方では、寂しさや虚しさを感じるばかりになってしまいませんか?



ちょっともう一度、よーく考えてみましょう。

「だって、相手が言って欲しいことを言わないと、嫌われちゃうじゃないですか!」
と思うということは、
「私が思っていることをそのまま言うと、嫌われるに決まっている。」
ということになるのではないでしょうか。

あれれ、あなたは「私は嫌われるに決まっている。」と信じているということになっちゃいますね。

ということは、
『どうやって相手の気持ちを推測して相手に気に入られるコミュニケーションするのかという方法』よりも、
もっと大事なことは
『私は人に好かれない(嫌われる)』
とあなたが考えているということではないでしょうか。

『私は人に好かれない(嫌われる)』とあなたが信じているということが問題なのです。



例題:
『パートナーから8時間経ってもメール(LINE)の返信がない。』
という出来事があなたに起こったとしたら、どう感じるでしょうか?

『返信がないということは、(          )だ。』

あなたなら(       )の中にどんな言葉が入りますか?

例えば、
「え? 私、嫌われた?」
って感じてしまう人の場合はどうでしょうか?
自分の中に『私は人に好かれない=嫌われる』という信念やストーリーを持っているということになります。

「私、なんか怒らせちゃった?」
って感じてしまう人の場合はどうでしょうか?
自分の中に『私は人を怒らせる』という信念やストーリーを持っているということになります。『人を怒らせる私は人に好かれない=嫌われる』という信念を持っているわけです。

あなたは(       )の中にどんな言葉を入れましたか?



信じられないかもしれませんが、中にはこんな人もいるんですよ。

「あれ?返事が来ない。おかしいな。出張が入るかもって言ってたっけ?」
きっと仕事が忙しいのね、もうちょっと待ってみよう。
って、感じる人がいるのも事実です。

もしくは、
「あれ?返事がない。何かあったのかな? インフルエンザにでも罹患したのかしら? 大丈夫かな?」
って考える人もいるかもしれません。



あなたに相手の気持ちを推測させて、必要以上に相手に合わせさせる犯人は
『私は人から好かれない』という信念
だということがお分かりいただけたでしょうか。


◎本当に望んでいることを思い描く


『私は人から好かれない』などのネガティブな信念を、少しも持っていない人などいないと思います。
ネガティブな信念が私たちを困らせるのは、物事の受け止め方や認知、出来事はの解釈、そして行動にも影
響を与えることです。

『私は人から好かれない』という信念があれば、私が人から好かれないのは当然のことだと思っているのですから、当たり前のように私は好かれていないから、という目で物事を見て、物事を受け止め、出来事の解釈をした結果、あなたを愛しているパートナーに対しても「私のことを好きじゃないのね。」と冷たい態度をとってしまって、だんだんとうまくいかなくなってしまうようなことが、しばしば起きます。
これぞ、引き寄せの法則ですね。

あなたが欲しいものは、ギクシャクした人間関係でしょうか、
それとも、信頼し合える人間関係でしょうか。

探るべきは相手の気持ちではなくて、自分がどんな信念を持っているのか、ではないでしょうか。
自分の問題と闘っている時、私たちは自分の中にある信念との戦っているといってもいいかもしれません。
もちろん、この信念は生まれてから今までの生育歴の中で作られてきたものではありますから、根本から変えていくには時間がかかります。

でも、今すぐにできることもあります。
選択を変えることはできます。
今、『私は人から好かれない』という信念に動かされてしまいそうになるかもしれませんが、抗うこともできるのです。
抗うとは、いつもとは違う行動をしてみることです。
例えば、「パートナーは、本当に私のことが嫌いだから返信してこないのだろうか?」
と、「私のこと嫌いになったのね。」といういつもの結論以外の可能性を、考えてみることもそうです。
そして、本当はどんな関係になりたいのかを思い描いてみることです。
「私のことが嫌いになったのね。」という態度で接して相手を責めたいでしょうか、それとも、「どうしたの?大丈夫?」と優しくしたいでしょうか。

どちらを選びたいでしょうか?
この選択は、あなたが人に嫌われないための選択ではなく、あなたが人を愛するための選択です。



自分がどんな信念によって物事を見て選択しているのかを知り、本当に望んでいるものをはっきりとさせることで、今までと違った行動を選択することができれば、違った世界が見えてくるでしょう。
選択が変われば、行動が変わります。
行動が変われば、世界が変わりますよ。

あなたの幸せを応援しています。

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今日もお読みいただきありがとうございました。
あなたの心が優しさと安らぎに包まれますように。

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のびのびと生きよう!〜人生を変える勇気を育てよう!

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